アレン・フランシスブログより 精神障害は存在するのか?

公開日: : 最終更新日:2017/01/28 コラム

2016年5月1日

ある児童福祉の女の子(10代後半)の話。家族との関係、自立(児童福祉はながくて20歳まで、それ以降は自分で働いて生きていかなくてはならないのです)へのプレッシャー、仕事のストレスなどで、児童相談所の心理士への相談→心療内科→薬、へとつながりました。

特に彼女が抱えていたのは「仕事のストレス」。仕事はきつくて嫌だ、でも自立に向けて働かなくてはならない、それが「苦しみ」となっていました。

「苦しい」という現象は存在します(仏教では「空」ですが、ここでは存在するとします)。でも、そこに精神障害は存在するのでしょうか?

医者は、それは存在するとしたから精神薬を処方したのですよね。

しかし、「苦しみは精神障害の証拠ではない」「精神障害は存在しない」

というのが、今回とりあげたアレンさんのブログ記事の内容です。

The question is not, “What is the best definition of a mental disorder?” The question is not,
問うべきは「精神障害のもっともいい定義は何か?」でもなく、「DSM5の精神障害の定
“Is the DSM-5 definition of a mental disorder better than the DSM-IV definition of a mental
義はDSM4の定義よりも正しいか?」でもない。
disorder?” Those are absolutely not the right questions! The first and only question is, “Do
これらは絶対に正しい問いではない。唯一の問いは「精神障害は存在するのか?」である。
mental disorders exist?” The phenomena certainly exist. The birds and bees exist; pain and
現象は存在する。鳥も蜂も存在する。痛みも苦しみも存在する。
suffering exist. But birds do not prove the existence of gods and pain does not prove the
しかし、鳥の存在は神の存在の証拠ではない。そして痛みは精神障害の存在の証拠では
existence of mental disorders. Let us not play the game of debating the definitions of
ない。“存在しないもの”の定義について議論討論をする遊びはもうやめましょう。
non-existent things. Let us move right on.

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