私が出会った子育てが上手な人
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最終更新日:2017/01/28
コラム
先日、6歳の娘を連れて児童館に遊びに行きました。娘はどこに行ってもたいていすぐに友達を作って遊び始めるのですが、そこでは3歳か4歳の女の子(仮名:のんちゃん)と仲良くなりました。
私の娘ものびのびと育っていますが、その女の子のなんとのびのびとしたこと。
しばらくすると、赤ちゃんルームから0歳の子どもを背負ったお母さんが姿をあらわし、「遊んでくださってありがとうございます」なんてあいさつを交わしたのですが、
いい子育てをされていますね
と思わず言ってしまいそうでした。
2時間くらい遊んだあと、私の娘は帰りたがりました。お母さんもそのタイミングでのんちゃんに「帰ろう」と言ったのですが、のんちゃんは「いやだ」とあっさり。
それに対してお母さんはイライラするでもなく、「帰ろう」「帰らない」という応酬をのんちゃんとするでもなく、ただ見守るのみでした。
私と娘は帰りましたからその後どうなったかは知りませんが、「子どもに寄り添う方だなあ」という印象で、それがのんちゃんがのびのび育っている理由だと感心してしまいました。
もちろん親の事情もありますので「帰るよ」と言いたい気持ちはわかります。というか私もそうしてしまうことがないわけではないので。
ただ、子どもが素直に言うことを聞くことはまずないので、結局のところ余計に大変なことになってしまうんですよね。
これは私自身の現在のテーマでもありますが、
子どもの“遊び”を軽視してはいけない
のです。私は娘と「ごっこ遊び」をよくします。これを1時間、2時間とやり続けるのはなかなか大変。その一方で、子どもが計算の勉強や国語の勉強(アプリ。子どもにとっては遊び)をするときはけっこう平気。
でも、遊びを考え出す子どもの能力ってすごいなあ、と思うときがあります。
「仕事」というのは「趣味に付加価値が付いたもの」という話を聞いたことがあります。たとえば、私が自分の子どもと遊んでも仕事にはなりませんが、他の子どもを預かって遊ぶと仕事になるんですよね。やっていることは同じですが、「付加価値」、言い換えると「喜ばれる」とそれが仕事になるのです。
私が出会った子育てが上手な方の話でしたが、真似をするにはどうしても自分の中のイライラや怒りが邪魔をしてしまいますよね。
「わかるけどイライラしてしまう」という方に次回は「瞑想」について書きたいと思います。「あやしい」と思うのはちょっと待っていただいて、あのグーグルでも行われているようなことですので、読んでもらえればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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