福祉ではたらく1%の幸せな人々⑤
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福祉ではたらく1%の幸せな人々
20代後半の頃の私にとってのコペルニクス的転回、それは「自分が発する言葉が最初」という事です。「出入口」という言葉も出る方が先です。私の口から出ていく言葉が先で、入ってくるものが後だということです。自分が発した言葉が、またその言葉を言いたくなるような状況を招きます。
1%の幸せな人々かどうかは、ここに気が付いているのかどうかに左右されていると思います。自分が取り巻かれている状況がどうやったら幸せなものになるかと、周囲を変えようとしているかぎりは永遠にそこにはいきません。
自分が発する言葉を変えることはすぐにできます。意識するようになるだけで全然違います。自分で気が付くようになります。「ああ、自分はこんな言葉を口走っているのか」と。愚痴とか泣き言など否定的な言葉をいかに発しているのかということに気が付きます。ツイッターだったら自分で読み返せば分かるし、「なしなし」と削除することもできますので、実践にはいいツールかもしれません。まずは思うがままにツイートをし、読み返し、否定的な言葉を肯定的な言葉に変えてみるのです。
そのように肯定的な言葉を発するようにすれば、肯定的な言葉を発したくなるような状況に囲まれるということです。私は17年間実践をしてきて、実験結果としてこれは正しいと言えます。
顕著に変わったのは人間関係でした。当たり前と言えば当たり前ですよね。お金の面でも、これは喜ばれるように使うという実践も合わせてのことですが、やはり「お金が必要なときにある、困らないようにある、ありがたいなあ」と言えるような状況に取り巻かれるようになっています。
私も20代のとき、このことに気が付く前は文句を言ったり泣き言を行ったりっていうのをやってましたから、それが仕方のないことはわかります。ただ、1%の幸せな領域に入りたかったらそこをまず切り替えるということですね。
心理カウンセラーで「愚痴ったほうがいい、ため込まずに吐き出したほうがいい」と言う方もいます。もちろん吐き出した瞬間はすっきりするかもしれません。逆に言うと、すっきりするから愚痴、悪口、文句、泣き言を言い続けるようになるんです。言った瞬間に痛みが走れば誰も言いません。
だからこその実践です。たとえば、タバコを吸えばすっきりするのかもしれませんが(私は吸わないのですが)、吸えば吸うほどもっと吸いたくなってしまいます。だからそれをやめることを実践と言うわけです。否定的な言葉も同じです。
読んでくださりありがとうございます。
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