福祉ではたらく1%の幸せな人々⑥反省しない
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福祉ではたらく1%の幸せな人々
タモリさんは、かつて月曜日から金曜日まで「笑っていいとも」という生放送の番組のMCをこなし、音楽番組(これも生放送)のMCをやり、さらに深夜番組とラジオもやっていました。これだけの仕事量をこなすコツをきかれたとき、タモリさんは「反省しないこと」と答えていました。
「これだ!」と思い、私はそれを自分の生き方に取り入れて10年以上が経ちますが、私なりにこの言葉をかみくだいてみます。
まず、それまで自分がやっていた反省は「他人の考えに従って自分を責める」という行為であったことに気が付きました。生きづらい20代を過ごすわけです。次に、反省をやめてからむしろ周囲の言葉に耳を傾けるようになりました。自分を責めることが癖になってしまうと、人から何を言われても「自分が責められている」と感じるようになってしまい、周囲の言葉に素直に耳を傾けることができなくなるのかもしれません。
そして「自分の生きる指針が必要」となります。「反省しない」というのは「正当化」とは違います。私の場合は、「いかに喜ばれるか、『働く』とは『はたを楽にする』こと」というのが指針ですが、これが私のコンフォートゾーンなので、それと違う言動をしてしまうと、自分が違和感を感じるので勝手に修正されるのです。
福祉も多忙な分野ですので、「反省=自分を責める」ことをやっていると回復の間もなく、心身に支障をきたしてしまいます。
「反省をしないこと」は「自分で自分に優しくなること」です。