子どもが安心できる大人はここが違う

公開日: : 最終更新日:2017/01/28 コラム

初めての子どもを授かってから6年、子どもと関わる仕事をして4年。24時間365日子どもと関わっていると言っても過言ではない私ですが、「子どもが一緒にいて安心できる大人になる」ということがテーマのひとつです。

そんなテーマを頭に入れながらいろいろな大人を見てきて、私なりに、

子どもが安心できる大人はここが違う

というポイントをひとつ挙げることができます。それは

「正しさ」を乗り越えている

ということです。「自分が周囲から“正しい”と思われることにこだわらない」という言い方もできるかと思います。「自分はどうだろう?」と思った方、自分が間違いを指摘されたときの自分の心の状態を考えてみればわかると思います。
「正しいと思われたい」という欲求が強ければ強いほど、間違いを指摘されたときのダメージは大きくなり、ついカーッとなって反論、つまり自己弁護、自己防衛に走ろうとします。

私自身の経験では、ある宗教団体にいたとき、しかもそうとうのめり込んでいた時がもっともその欲求が強かったです。自分たちが信じている思想が絶対的に正しい、そう思うことで得られる安心感があるのです。ですから批判をされると恐怖心すら覚えました。

子どもの話に戻ります。どんな形であれ、子どもに関わっていると、子どものことで自分が批判の矢面に立たされることがあります。子ども自身から批判を受けることもあります。
そんなとき、自己弁護にはしろうとする大人は、子どもが“わるい”ような論理展開をするわけです。つまり「この子がこうだから。だから私がイライラするのも仕方がないんだ。私は間違っていないんだ」ということを周囲に認めてもらうことを一生懸命にやろうとするわけです。

だから、こういう傾向がない、そんな大人は子どもにとっては安心できる大人。そこに気が付いたのです。

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