子どもがお菓子やアイスを欲しがったら与えたほうがいいのはこんな理由
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コラム
チョコレートでもアイスでも、子どもが同じものを欲しがり続けることありますよね
それによってご飯が食べられなくなったりするので、「これは親としてなんとかしなければいけない」と思い、制限や禁止をする、それが普通かもしれません。
ところが、私は「欲しいだけ与え続ける」ということをやっています。もちろん「お金の持ち合わせがない」などの現実的な理由で断らなければならないときはありますが、できる限り与えています。
その結果どうなるか、欲しがらなくなるのです。
アイスクリームは一年くらい求められ続けたかもしれません。ただ、今は食べたいと思わないみたいです。私がこの方向へ踏み切ったのにはこんな理由があります。
子どもが求めているのはモノではなく愛情
私は、子育てが始まる前から子育てについて学ぶ機会がありました。そこで次のようなことを学んでいたのです。
子どもが「欲しい」というモノが100あったらそのうち本当にほしいのは1つだけ。残りの99は「親がそれを聞いてくれるのかどうか」を試している。聞けば満足する。聞かなければ要求は増える
そう、私は子どもがアイスを食べたがったとき、愛情を与えるつもりでそれを与えていたのです。「そんなにアイスばかり食べて大丈夫か?」という思いもなかったわけではありません。
それについてはこんな話があります。保育士さんに質問をする機会があり、あるお母さんが「子どもがお菓子ばかり食べてご飯を食べない。どうしたらいいか?」という相談をしました。
その保育士さんは他のお母さん方の意見を求めました。私はお父さんですが、次の言葉が口から出てきました。
「うちの子どももお菓子ばかり食べますが特に悩んではいない。私もお菓子をよく食べるので子どもにばかり禁止はできない」
実際はこんな偉そうな言い方をしたわけではありませんが。
私がお世話になっているある学者がこんなことを言っていました。
親でも教師でもスポーツのコーチでも、養育をする立場になったとたんに、まるで自分が“理想的な人格の体現者”でもあるかのように子どもの教育を始める
自分を見つめると、自分はそんなに大したものではないということがわかるんですよね。
タイトルで「与えたほうがいい」という書き方はしましたが、あくまでこれは“私の”子育てで、他の家庭には他の家庭の子育てがあると思います。
もし、制限しても禁止しても子どもが言うことを聞かない、ヘトヘトで困り果てている、そんな方がいらっしゃいましたらこんな方法もあります。