いつか子どもと一緒に読みたい大切な本「ちょっとだけ」

公開日: : 最終更新日:2015/11/20 コラム

私には今、幼稚園に通っている女の子が一人います。




そろそろ二人目をと考えていますが、なかなか二人目ができない状態です。


私自身には兄弟が3人いて、私は真ん中っ子なのですが、私の子ども時代から今でも

母親の愛情が妹に向いているな

と感じることがよくありました。



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妹との愛情の差


母と妹と3人で寝るとき、いつも妹の方を向いて私には背を向けていた母

妹がピーマンを食べられなくなったときに、妹ではなく好き嫌いが激しかった私を怒った母、もちろん、母からの愛情は十分感じましたし、母には感謝しています。

でもやっぱり母の妹との愛情の差を今でも感じることがあり、幼少期のことを思い出して悲しくなることも事実なのです。




私のような思いはしてほしくない



足成子供カさ


そんな私なので、子どもを2人産もうと思った時にまず真っ先に思ったのが、


今いる上の子と同じように平等に愛情を注ぐことができるだろうか

上の子には私のような思いはしてほしくない


ということでした。


母親の愛情不足で育つと誰からも愛されていないのではない


と思ってしまい自分に自信がもてなくなります。


私がそうなのですが、それよりなにより、大切な娘が私と同じような寂しさを味わうこと、そして私がその寂しさを与えてしまう張本人になる可能性があることがとても怖かったです。




ちょっとだけ






そんな私が出会ったのが1冊の絵本でした。

「ちょっとだけ」という絵本なのですが、これはお母さんに赤ちゃんが産まれたある女の子のお話です。


女の子はお母さんに甘えたいのですが、お母さんは赤ちゃんも産まれて大変そう。

そこで自分でできることは自分でやろうとするのです。

ちょっとだけ頑張ったけどちょっとだけ寂しかった、そんなことが続いて最後にお母さんにちょっとだけ抱っこしてと女の子は言うのです


最後まで涙が止まりませんでした。そしてこの本を読むと必ず泣いてしまいます。この絵本は子どものためにあるのではなく、いつか二人目を妊娠した時に、自分自身が読んで娘の気持ちをしっかり思いやれるようにあるんだ、と思い自分用の本棚に大切にしまってあります。


画像の出典は写真素材足成です。

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