鉄道が教えてくれること 地理や語学も鉄道で学ぶ子供

公開日: : コラム

男の子の親になるまで、私にとって鉄道は単なる移動手段でしかありませんでした。



足成鉄道


しかもかなり退屈な。
都心の大学やオフィスから郊外の自宅まで往復4時間あまり。
大学へ進学してから仕事を退職するまでの10年あまり、一日24時間のうちかなりの長い時間を電車の中で過ごさなければならない毎日。

ほとほと嫌気がさしていたのかもしれません。



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ところが、生まれてきたのは鉄道大好きな男の子。

ママ、パパの次に覚えた言葉は、ぽっぽ。

1歳を過ぎてからは毎日のように駅の近くの電車が見えるベンチに座り、飽きずに電車を眺めていました。

そうすると不思議とあれだけ嫌いだった鉄道にも愛着が湧いてきて、息子と一緒に「今通ったのは○○系だね」と会話するような、

立派なママ鉄に。



鉄道で地理を覚える


子供が色を覚えるのも、全て鉄道つながりでした。

黄色は中央総武線。

水色は京浜東北線。

オレンジは中央線快速。

黄緑は山手線。


日本の地理を覚えるのも、鉄道がベース。

鉄道路線図を買ってきて、行ったことのある駅にマークをつけ、

京都は地下鉄と京阪と近鉄と……とか

神奈川は江ノ電とか日本に3つしかない懸垂式の湘南モノレールが走ってるところ……とか


足成江ノ電


とにかく、都道府県の特徴は鉄道つながりで覚えているようです。


鉄道を眺めるのも息子は好きですが、もちろん乗るのも大好きで、乗車中の自動アナウンスで耳が覚えたのか、
私がインターネットラジオで英語圏の局を聴いていると、

「ママ、これ、英語しゃべってるよ」と。

まさか、鉄道が語学の耳を鍛えているなんて、びっくりでした。


息子にとっては鉄道こそが知恵の源。
今度はどんな知恵を鉄道から学ぶのか、親としても楽しみです。

先輩ママからは、

鉄道好きは大人になっても鉄道好きなまま。ひとりでふらりと秘境駅に行っちゃうなんてしょっちゅうよ~

なんて言葉でハラハラさせられてしまいますが、この子がどういう子に育つのか、まだまだ鉄道が関わる時期は長そうです。

そして、私もあれだけ嫌いだった車内での時間を、息子を見習って有意義に過ごそうと思っています。

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