やっぱりさとりは身の回りにある⑤思い込み


冬に体を温めるために飲む少しのお酒は、夏の仕事の後の一杯目のビールに匹敵するくらい幸せを与えてくれます。先日も、ほどよい温かさと酔いを体に感じ眠りにつきました。お湯にレモン汁をたらし、そこに少量の焼酎を加えます。




ところが、翌朝、焼酎の封がきられていないことに気が付きました。つまり焼酎を入れるのを忘れていたのです。私が飲んだのはただのレモン湯。酔いは感じたはず・・・。きっと、お酒だと思い込んで飲んだことで本当に酔った-呼気からアルコールが検出はされないでしょうが-のでしょう。




私が好きなドラマ「北の国から」。お酒を飲むシーンがよく出てきます。田中邦衛さん演じる五郎さんもお酒が大好きです。ところが、邦衛さん自身はお酒を飲まないそうです。酔っぱらいを演じていたのは見様見真似。それでも、本当に酔っぱらっているようにしか見えません。ご本人も本当に酔いを感じていたのではないかと思うくらいです。




お酒を飲んだと思い込んで実際に酔うことができるのならば、幸せと思い込むことで本当に幸せになることもできるのではないか。心を込めなくてもいいから「ありがとう」を言い続ける。すると本当に感謝の念が湧く-脳が「ありがとうを言っているということは感謝なんだな」と思い込む-ということもあるのではないかということです。

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