やっぱりさとりは身の回りにある④体感


「なぜヨーガではさまざまなポーズをとるのか」という面白い話がありました。答えは「ヨーガは体感を伴うものだから」です。体感を伴うものだから肉体を入り口にしているのです。




私は気功を教わったことがあるのでその意味がわかります。気功の練習は「両手の間に気のボールを作る」ところから始まります。気のボールは弾力や熱、ピリピリ感などの体感をともないます。気功だけではなく太極拳も同じ先生から教わりましたが、この気を感じながら動くところがポイントです。





「うれしい、楽しい、幸せ」も体感です。「ありがとうを口にすると人間関係がよくなる」と言われて実践をしても、自分が楽しいと感じられなければ続けられないだろうし、むしろそのままでは続けないほうがいいかもしれません。入り口を間違えているかもしれないからです。





私が体感を大切にするのは自身の経験からでもあります。昔、ある宗教団体に所属していたときに「〇〇と唱えると幸せになる」「友人を勧誘すると幸せになる」と言われて実践をしましたが、苦痛でしかありませんでした。久しぶりに同窓生が現れて勧誘をされた経験はありませんか?私はそれをやっていたわけです。結局、その苦痛に素直に従って辞めましたが、それでよかったと思っています。何も考えずに行うのが信仰かもしれないので、それを否定するつもりはありませんが、私の場合は体感を伴うものが好きなようです。




トイレそうじも、私は初めてやったときにスッキリした気持ちになれたので続けています。そのときに不快を感じたらやっていないでしょうし、15年続けた今でも、苦痛を感じれば「もうやめた」と投げ出してしまうかもしれません。

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