おかげさまを意識すると人生が面白くなる⑩魂再生工場
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最終更新日:2022/01/13
おかげさまを意識すると人生が面白くなる
妻からの「おかげさま情報」で、私の役割が「癒し」だという話がありました。それも「ただいるだけ」。絵を描いたり、歌を歌ったり、詩を書いたりと、癒しが役割であるということ自体は特別なことでもなんでもありません。ただ、私の場合は「いるだけ」というのが面白いところです。私は人を癒そうなんてしていないし、癒しているとも思っていません。妻によると「だからいい」ということなのですが。
私は現在、児童福祉の仕事をしていますが「仁」ということを大切にしています。仁とは「人が二人」。ただいるだけです。傷ついてきた子どもたちと出会います。そういう人たちに対して私は、癒してあげよう、何とかしてあげようとはしてきませんでした。ただ、一緒にいることをこころがけてきました。その私が大切にしてきたことと、妻からの情報がシンクロしているところが大変興味深かったです。
私のこの役割は、特に児童福祉の仕事に限定されているわけではなく、今後、別のことをやったとしても貫かれるものだそうです。
もうひとつ面白かったのが、おかげさまが、私が理解しやすいように「野村再生工場」にたとえるよう妻に言ったことです。野村再生工場というのは、プロ野球の野村克也監督が、低迷していたチームや選手の指導に当たり、再び花を咲かせていたことを工場にたとえたものです。私がやっていることは「魂の再生工場」だそうです。私は野球が趣味なので、おかげさまがこのたとえを用いたのは絶妙です。妻も、野球は趣味ではないのですが野村再生工場という言葉は知っているようでした。ただ、妻が自分の考えでそういうたとえを用いないことは10年以上も連れ添っていればわかります。またひとつ、おかげさまの存在が身近に感じられました。