小林正観さんからこう聞いた第五章⑤30年映画
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最終更新日:2022/08/23
小林正観さんからこう聞いた
正観さんの著書「こころの遊歩道」(弘園社)の中に「30年映画」という話があります。この話は、私が知るかぎり、ここ以外で正観さんが語られたり書かれたりということはありませんでした。このブログを書き始めてこの話がとつぜん頭に浮かんできました。「これはすごいことを言っているな」と。
それはこういう話です。人生というのは、私が主演、脚本、監督を務める映画。それは、ストーリーが波乱万丈で次々と事件が起き、個性的な人々が登場するとてもスリリングでダイナミック映画です。現在50歳の人が80歳まで生きるとすれば、この映画があと30年続く、だから30年映画というわけです。あなたはその映画の主役です。その役を楽しんで演じるのも、「なんで私の役はこんななのか」と不平に思うのもあなた次第なのです。
ここからは正観さんの話にはなかったと思うのですが、私はその映画を観る客でもあるのです。その映画が面白くて観るのに熱中できるのならばそれでいいのです。しかし、その映画(=人生)を観るのが苦しくて目を背けたいときは「それはスクリーンに映るただのストーリー。夢のように過ぎ去っていくだけ」と思えば楽になるかもしれません。
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