小林正観さんからこう聞いた第五章①序破急

これは芸事の世界の言葉と聞きました。「序」とは徹底的に師匠の教えのとおりに生きること、「破」はそれを破っていくこと、「急」はひたすら自らの道を進むことです。私と正観さんの関係でいうと、第四章まで、つまり正観さんとの別れまでは「序」でしょうか。ここからの第五章は「破」ということになります。

SKPを辞めたことで、それまで自分がどれだけ正観さんに守られていたのかがわかりました。そこからは、正観さんからも教わったのこともある仏教の「自灯明法灯明」で生きていくことになりました。これは、釈迦が亡くなるときに言ったことだとされています。釈迦は弟子たちに、「私（釈迦）を拠り所にするのではなく、自分と法を拠り所にして生きていきなさい」と伝え残したのです。私にとっては正観さんから教わったことが「法」です。

法を拠り所に生きる、と決めてからその法、つまり正観さんに教わったことについて一つひとつ自分で考えるようになりました。

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