小林正観さんからこう聞いた第四章⑦落とし穴

公開日: : 小林正観さんからこう聞いた


「神様からの伝言講座」という正観さんの講演会が行われたことがありました。参加条件が「正観さんの講演会を合計100時間以上聞いている」「正観さんの講演会、合宿、ツアーに合計200日以上参加している」という設定でした。私も参加しました。その中の話で私の記憶にあるのは落とし穴の話です。正観さんの本を読んだり話を聞いて実践を何年も続けている人たち。まさにその講演会はそういう人たちの集まりだったと思うのですが、そういう人たちには次のような声が聞こえるらしいのです。「あなたはもう十分実践を積んで人格が高まったのだから、今度は他の人がそうなるように尽力しなさい」。言っていることはまともで落とし穴には思えないかもしれません。だからこそ落とし穴なのです。




私もそうでしたが、正観さんの本を読む人には何かしらの悩みがあります。私は20代の時に生きづらさを感じていました。正観さんの本を読み実践を始め数年もすると心が軽くなり生きづらさはなくなってきました。私にとってはもうそれだけで実践をする価値がありました。しかし、そうやって余裕が出てくると今度は周囲に目が向くようになります。「この人は私と同じような生きづらさを抱えているみたいだ。こうすれば楽になるのになあ」と。




「受け入れる」。それを繰り返し実践をすることで、自分がそれまで問題だと思っていたものが最初から問題ではなかったと気がつく。それによって心が軽くなり生きることが楽になったはずです。それが、今度は自分の周囲にいる人たちが問題を抱えているというふうに見えるようになってしまったのです。他の本で読んだことですが、自分の心は、他人をどのように見るかによって作り上げられます。相手に問題を見ることは自分の心に問題をつくりだすことになります。“悟った人”にはどのように見えているのでしょうか。次の記事は「仏性」というタイトルです。

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