社長の教えで考えるニュース コロナの悪しき予言
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社長の教えで考えるニュース
「悪しき予言は無視していい」。これは、社長が周囲に語っていたことです。特に、社長の元には占い好きの方がよく集まってきたのでこのように注意を促していたのでしょう。
悪しき予言で分かりやすいのが「このままではあなたは死にます」というものです。それを聞いて恐怖をしてしまうと、あなたはその占い師の言いなりになってしまいます。恐怖は思考力を奪ってしまうからです。
その占い師は、「そのように言えば人が自分の話を聞いてくれる」と経験上知ってしまったのか、本当に自分が相手の死を予言できると思い込んでいるかでしょう。
「悪しき予言をされたらその場からすぐに立ち去る」というのが社長のアドバイスです。悪しき予言をする占い師や人は大した人ではないという理由があります。
「あなたは死にます」と予言をすると、その人は自分の予言が当たってほしいので、相手が死ぬことを心の奥底で望むようになります。そういう悪魔に魂を乗っ取られたような人間が正しい情報を得ることはできない、ということです。
前置きが長くなりましたが、世の中がコロナの影響を受けている現在、悪しき予言が垂れ流しになっているのではないかと思っています。「大丈夫ですよ」と人を安心させるよりも、「大変なことになる」と人々の恐怖を喚起したほうが注目してもらえるからです。
もちろん、根拠を示して、「こうなってこうなる」と説明をしているものならば、仮に結果が悪しきものであっても、それはただ科学的な因果を言っているだけでしょう。
もしコロナに関する情報を得て自分が恐怖を感じてしまったのなら、じっとその恐怖を見つめてみてください。観照(かんしょう)という「ありのままにみる」という行為です。見つめているうちに、冷静に考えられる自分がいることに気が付くことができます。