社長から教わった子育ての実践⑭
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社長から教わった子育ての実践
コンビニのトイレで、「きれいに使っていただいてありがとうございます」という張り紙を見た事はありませんか?あれを見て「嫌味ね」と言う友人もいましたが、私はその由来を知っています。
あるコンビニの店長が、店のトイレが汚されてしまうことに困っていました。どれだけ「きれいに使ってください」とお願いする張り紙を貼っても全く改善されない。あるとき、この店長は気が付きました。トイレを汚すのは一部の人たちで、ほとんどのお客様はきれいに使ってくれている。だったら、そちらのほうに目を向けて感謝をしたほうがいいのではないか。それが感謝の張り紙の誕生秘話です。すると不思議なことに、トイレが汚れなくなったとか。
この話は子育てに応用できませんか?子どもに対してよかれと思って、あれをしなさいこれをしなさい、と言ってしまいがちですが、そうではなく、たとえば部屋をきれいに使ってほしければ「部屋をきれいに使ってくれてありがとう」と言ってみる。だってわからないですよね。大人の目で見たらずいぶん汚い部屋だったとしても、子どもなりにきれいにしようとしているかもしれません。そんなときに親から「ありがとう」と言われたら、子どもはとてもうれしくてもっとやりたくなるのではないでしょうか。
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