社長から教わった子育ての実践⑤
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社長から教わった子育ての実践
私は児童福祉の仕事をしていますが、ある研修会で心理士の先生がこういう話をしてくれました。
ある施設でベテランの職員いる時は子どもたちがおとなしくしている。そして、若くて経験のない職員のときには子どもたちが暴れだす。そんなとき、「だから若い職員はダメだ」という評価がなされる。ただ最近は見方が違っている。そのベテランの先生のときに、子どもたちが萎縮し、抑圧されてしまっている。そしてその抑圧されたものが若い職員の時に爆発してしまう。
私はこの話を聞いて「ようやく福祉の世界でも認知されてきたか」と思ったくらいでした。なぜなら、10年以上も前に、社長からこういう話は聞いていたからです。威厳があり、むしろ子どもたちを抑圧するくらいの職員が高い評価を受けているような現状にながいあいだ違和感を持っていました。
別の記事で詳しく書く予定ですが、子どもたちの安心安定を守ることが大人の役目です。
しかし、「自分は子どもを威圧しないようにしよう」と決意をしたときからが大変です。なぜなら、自分の存在自体がすでに子どもに威圧感を与えている場合があるからです。
私は児童福祉の職員としてまだ経験が浅かった頃、あまり10代の女の子と喋るのが得意じゃなかったため無口でいることが多かったのですが、その無口でいること自体が威圧感を与えてしまっていることをある女の子から教わりました。
それからは「どう思われてもいいや」と開き直り、いろいろ面白いことを言っては彼女を笑わそうとしました。実際に受けたかどうかは別として、後に、彼女が私に話しかけられて喜んでいるということを聞かされました。
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