社長から教わった社会人の品格㉗
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最終更新日:2020/08/26
社長から教わった社会人の品格
思うこと、口に出すこと、行動する事。この3つの中でどれが一番エネルギーが強いかわかりますか?答えは、行動がもっともエネルギーが強くて、思うことがもっともエネルギーが弱いです。
たとえば、あなたが仕事で、「こういうことをやったら面白いなあ」とアイディアを思い付いたとします。だけど勇気がなくてそれを口に出して提案することができない。そうこうしているうちに他の人が同じアイディアを提案したとします。そうなったら、あなたがいくら、私は先に思いついてたと主張しても意味がありません。なぜなら、口に出す方がエネルギーが強いからです。どれだけ強く思っても口に出すことにはかないません。
そして、あなたにどうしてもやりたい仕事があるとします。周囲からは反対されているかもしれません。ただ行動してしまえば勝ちです。これも口に出すよりも行動する方がエネルギーが強いので、どれだけ周りから何を言われても行動してしまえば周りは黙らざるをえません。もちろんエネルギーが強ければ強いほどそこに生じる責任も強くなります。
ですから、「行動したほうがいい」という話ではありません。私自身は仕事にこの考え方を活かしていますが、活かすか殺すかは自分次第ということになります。
他の人の意見に賛成するときも同様です。沈黙をすることで、つまり反対はしない、という意味で賛成を示すこともできるかもしれませんが、はっきり賛成を口にしたほうがエネルギーが強いので、相手を励ますことができます。
ただ、なかなか行動に移せない自分を責める必要はありません。
私は、児童福祉の仕事をする前、数ヵ月の失業期間を経験しました。家族もいてどう考えても次の仕事を探さないといけない状況の中、行動にうつせない日々もありました。そのときは周囲からの重圧もあり自分で自分を責める気持ちもありましたが、自分が行動することも含めて「ただ起こる」ということがわかった今は、そんな日々もただ淡々と流れていただけということに気が付きます。
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