社長から教わった社会人の品格㉖
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最終更新日:2020/08/26
社長から教わった社会人の品格
私が結婚をし、娘を授かったのはいずれも社長のもとで働いているときでした。それまではアパートで一人暮らしをしていました。
人格、について社長が語るとき、「人格者を目指そう」「人格者になりましょう」という話にはなりませんでした。「人格者であったほうが得」という話の仕方でした。
その中で、「結婚をして子供ができると人格者にならざるをえないですよね」という話をしてくれたことがありました。私はその一言を聞いてすぐに理解をすることができました。自分ではそういう言い方を思い付くことはなかったのですが、結婚や子育てを通じてその言葉の意味がわかったのです。
一人暮らしをしていた時は部屋の中で何をしようが自由です。1人で好きなこともできるしストレスもないでしょう。ところが結婚をして子供ができると共同生活となります。多くの場合、お互いにイライラしてしまったりする事はあるでしょう。
ただこれは本質論から言うとイライラするのも仕方がない、という話ではないのです。そういう状況を与えられながらどれだけ穏やかでいられるか、そしてこれも穏やかでいなければならないという話ではなく、穏やかでいたほうが得ですよねという話なのです。
それはそうですよね。仕事が休みで家で過ごすのにお互いにイライラしていると不健康だし、気も休まりません。
これが、社長が言った「結婚をすると人格者にならざるをえない」という言葉の意味です。
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