気と野球 エネルギーの生み出し方
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最終更新日:2019/07/10
気と野球
練習を続けている「左投げ」。少しずつではありますが、上達を感じています。
前にも書きましたが、私の練習は主に「型」(「スローイング型」の記事を参照してください)です。型は動きだけをやってもいいいのですが、私は「気」を感じながらやっています。気を感じることは誰でもできます。両手の平を近づけたり遠ざけたりしていると、その間に、温かさやピリピリ感や圧力を感じることができるようになります。「気功」の「功」は「工夫する力」と書きます。それが本来の意味かどうかはわかりませんが、ひとつの「技術」だと捉えればいいのです。私はその気でボールを作りそれを持っているという感覚でやっています。壁当てでは実際にボールを投げますが、型では気のボールを持ち、ときには投げることもあります。
この気には情報をのせることができます。
たとえばあなたがピッチャーで数日後に大きな試合を控えているとします。きっと今は、プレッシャーで緊張や恐怖を感じ、頭にはあれこれいろんなイメージが浮かんできているかもしれません。それを気にのせるのです。次に、野球ができることへの感謝など、自分にとって心地よいイメージを気にのせます。この恐怖-感謝の落差がエネルギーとなります。気を感じることができる方は、この落差が大きければ大きいほど強い気を感じることができる、そこがわかると思います。
私は草野球レベルで野球をやっており楽しいだけなのでそこからプレッシャーや恐怖を引き出すことはできません。プレッシャーや恐怖を感じるのは仕事に関することが多いのでそれを利用します。そして、私はこれまでに仏教を学んできたので、釈迦の空や縁起、親鸞の絶対他力などのイメージを利用します。大事なのは自分が臨場感を感じることができるかどうかです。「恐怖-絶対他力」の落差を利用して気を出すわけです。
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