野球の練習に武術の型を取り入れてみたところ・・・

公開日: : 最終更新日:2019/01/20 コラム

そもそも私が野球の投球フォームにこだわるのは・・・
中学生のときにイップスになってしまったのが発端です。まあ、イップスという言葉を知ったのは1年前のことなので「たぶんそう」ということなのですが。
草野球を現在も続けていますが、私にとっては趣味です。そんな私に、ここまでのエネルギーを与えているのは、中学校の野球部のときにやり残したという未練が大きいからです。他校との練習試合のときに私がボールを投げるたびに笑いが起きる。なかなかない経験だと思います。

久しぶりに野球をやることになって・・・
まず私が気になったのは「投球フォーム」。自分がどんなフォームで投げているのだろうかということです。笑われていた中学生のとき、自分ではどんな投げ方をしていたのかわかりません。当時のチームメートにあったら聞いてみたいものです。
幸い、今は簡単にスマホで動画撮影をすることができますから、自分がどんな投げ方をしているのか簡単に確認をすることができます。「まあ、笑われるようなフォームではない」。そのことが確認できたので安心して野球を楽しむことができました。

その後、ピッチャーをやりたいと思うようになり・・・
投球フォームについて調べ始めました。「トクサンTV」や「qooninTV」などのYou Tubeはとても参考になります。その中できっかけとなったのがコチラの動画です。



投球フォームの「型」を考えた・・・
この「マルかいてポン」の動きが、私が空手などの武術をやっているときに習った動きによく似ているのです。ここでいう「型」については、太極拳をイメージしてもらえればいいと思います。ゆっくり、ゆったり動きます。その意味については詳しく書きませんが、私が少し教わったことのある時津流自成道という空手の団体では、型を練習することで、実践において柔らかく速く動く身体を作り上げています。私は教わった基本動作のいくつかを運動不足にならないように続けてきましたが、それが野球の練習と結びついた、というわけです。まずは以下の動画を見てください。

https://youtu.be/lM1jbXudVQo

前半の運動は自成道で教わったもので、後半、足を上げてからの動作は私が投球フォームの練習用に考えたものです。おさえておきたいポイントは、

バランス
体重移動
腕の螺旋運動と肩が下がらないこと
リラックス

私も上手いほうではないのでグラついたりしていますが、参考にしたいのはこの動画です。



自成道の押領司師範の型です。骨や筋肉、すべての体の部分が無駄なく無理なく連動しています。

武術では型の練習をするのが当たり前なのだから野球でもやっていい
とのテーマで、ひとつの事業としてクラウドファンディングに申請中ですが、私に実績がないことを理由になかなか受理されません。
このブログもひとつの実績になるのかはわかりませんが、拡散よろしくお願いします。
ときどき、少年野球の練習風景を見ることがあります。私がイメージしているのは、少年野球の練習で、ストレッチ体操が終わるとキャッチボール…ではなく型の練習です。空手の世界では小さな子どもたちが見よう見真似で型の練習をします。子どもにとっては同じ動作の繰り返しでしばしば退屈なのでそこは工夫しなければなりませんが。まずはゆっくり、というかゆったり動作を行うので、指導者は型の練習のときにフォームについて教えればいいのです。そして、型の練習が終わりキャッチボールに入りますが、そこでは、フォームについて考えずに、思い切り相手の胸元に投げることに集中します。

私の現在の投球フォームは・・・



このような感じです。
次の絵を見てください。

久しぶりに野球をやったときの私のフォームは笑われるようなものではなかったとはいえ、Aのように、腕が背中側に出て肘が下がっていました。それが、投球フォームを意識しながら投の型を練習した結果、Bのように正面からみると腕が体に隠れるようなフォームになりました。テイクバックの後の肘がやや上がっているように思います。後は、投げていても体がグラグラするのを感じますが、映像でみると改めてそう思います。特に投げる前と後の一本足で立つときですね。すでにどこかで書いたかもしれませんが、コンセプトとして大切なことなので改めて記しておきます。目指すのは「正しい」フォームではなく「楽しい」フォームです。たとえば、私の投げ方をみて、「テイクバックは肘から上げるべき」という指摘があるかもしれません。しかし、私なりにいろいろ調べた結果、それは意見が分かれるところなのです。議論をして正しさを追求するという態度はここではとりません。では、具体的にどういう順序を歩むのか。
1、お手本は自分が好きな選手のフォーム(私の場合は桑田真澄さん)
2、そのお手本のフォームについて研究(桑田さんについてはたくさん動画があるので研究しやすい)
3、その研究の成果を意識して型の練習(私に関しては、肘を下げない、バランス、体重移動、を特に意識)
バランスに関しては、すべての一流選手の共通項と言ってもいいと思いますので、それだけでも型を練習する価値はあると思います。

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