11/11(11分の11)が1ではない理由
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楽問(がくもん)のすすめ
11/11(11分の11)が出てきたら、分数を知っている人は
誰だって約分して「1」と答えるでしょう。これは
11÷11
と同じことですから。
さて、ここから魔法のような(言いすぎかな)、数学の魅力を
体現したような計算を行います。
スマホの計算機を開いてください。
それで
1/11(11分の1)、つまり「1÷11」を計算してください。
0.0909090909・・・⓵
が出てきた思います。
次に、10/11(10分の11)、つまり「10÷11」を計算してください。
0.9090909090909・・・⓶
です。
1/11と10/11を足すと
11/11
になります。単純な分数の足し算です。
これが⓵と⓶の合計ですから
11/11=0.9999999999・・・
となります。ほら、「1」じゃないです。
種明かしをすると、
0.99999999・・・=1
なのです。それは証明されています。
ただ、試験で11/11が出てきたときにあなたが
0.99999999・・・
と書いたら、先生は度肝を抜くことでしょう。
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