楽問のすすめ 藤原道長のアファメーション
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楽問(がくもん)のすすめ
日本の歴史の中で藤原道長という人物がでてきます。
道長がどういう人物であるかは別で調べてもらうことにして、
ここで話題にしたいのは彼が詠んだ歌
この世をば わが世とぞ思ふ望月の 欠けたることも なしと思へば
です。
天皇家を凌ぐとも言われたくらいの勢いがあった藤原家の栄華を読んだ歌だとされています。
ところがこれに関して井沢元彦さんという作家が面白いことを言っています。
これは、「言葉が現象化する」という言霊思想に基づいたものだ、ということです。
つまり、これからも藤原家の栄華が続くように、詠んだ、ということなのです。
ここで、孫正義さんの話をします。ぼろアパートの一室で会社を始めた孫さんは、
従業員2人を前に、
この会社は豆腐屋と同じ数え方をします
と言ったそうです。
つまり、
(売上)を丁(兆)で数える
ということです。ちなみに豆腐は「丁(ちょう)」で数えます。私が子どもの頃は
まだかろうじて豆腐屋さんに行って、「豆腐2丁ください」と買っていた時代でも
ありました。
そう、孫さんは未来を予見して言っていたんです。
これを、アファメーション、と言います。
藤原道長はアファメーションを熟知しており、成功の陰にはそれがあったのかもしれません。
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