人生で大事なことは〇〇から学んだ。マレーシアでガクトが気づいた日本人って・・・
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コラム
「人生で大事なことは〇〇から学んだ」にGACKTさんが出演。この5年くらいはマレーシアに住んでいるそうです。GACKTさんの話の中で、子どもに関わる仕事をしている私にとってとても重要な情報がありました。
あるジムでの話。懸垂をするための器具がありますね。そこの前で腕立て伏せをしている男性がいた。別の男性が懸垂をしたくてその腕立て伏せをしている男性に「どいてくれないか?」とお願いした。その男性の答えは「NO」だった。GACKTさんがびっくりしたそうですが、お願いした男性も笑顔で「OK」というだけだった。そこには「先にそこにいる人へのリスペクト」があるそうです。
私が「重要な情報」だと思ったのはその先の話で
お願いしている側は「YES」と「NO」の二つの答えを用意していなければならない
ということです。「日本人はお願いするときに『NO』という答えを用意していない」というのがGACKTさんが気づいたことなのです。
私は近所の公園で野球の練習をよくします。投球練習をするのにいい壁があるのです。ところが、時々、その壁の前に車が止まっています。そこに止めてはいけないわけではないのですが、他にも止める場所はありわざわざその壁の前に止める必要はない。いっぽうで、投球練習をしたい私にとってはその場所しかない。
ドライバーさんが乗っている場合は、どいてもらえるようにお願いします。これまで断られたことはありません。
ただ、もし断られたとしたら、私はそのマレーシア人のように笑顔で「OK」と言えるだろうか。「なんで・・・」と不満に思ってしまうのではないだろうか。
子どもに対して何かをお願い、もしくは何かをするよう提案をするときに「YES」と「NO」の二つの答えを用意しているだろうか。実は、私は用意をして待つことを心掛けてきました。だからGACKTさんの話が私にヒットしたのかもしれません。
児童福祉の世界などは、子どもから「YES」から引き出せない大人は「情けない」「影響力がない」などと見られがちです。私はある先輩から「それじゃあ威厳が・・・」と言われたことがあります。子どもに「NO」を突きつけられて終わってしまう大人はダメの烙印を押されるようなそんな世界、という一面もあります。
「YES」と「NO」の二つの答えを用意する。何か練習次第でできそうですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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