ガンディーの子どもも不登校!?子どもの意思を尊重するって?

公開日: : 最終更新日:2017/01/28 コラム

学校に行きたくない

私の娘は就学年齢を迎える前にすでにこのように言っており、私たち夫婦はとうぜん娘の意思を尊重するつもりでいます。

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ところがそこでひとつの疑問がわいてきます。「5歳の子どもの意思って?」。もともと学校に行くことは子どもの権利であり義務ではありません。権利ですから、とうぜん行かないのも権利。ただ、現実的に子どもに学校に行くかどうかを確認する親はいないでしょう。私の家は別として。ですから、そもそも子どもの権利というのが実際に行使されているという現実はなさそうです。

そこの解釈としては、「まだ5歳や6歳の子どもには判断力がないので代わりに親が権利の行使をする」ということになると思います。

ですから、私や妻が子どもの意思を尊重するというのはひとつのチャレンジであるわけです。

なぜそういうチャレンジをするのかというと私にはこんな経験があるからです。私は小学5年生のときに親に連れられてSという宗教団体に入会しました。入会といっても私は常にその団体には懐疑的で、結局20代になってから脱会を宣言しました。

ただ、そこで出会う同世代の人たち。彼らの多くは生まれたときにはすでに親が会員だったので、生まれた瞬間からSのメンバーです。彼らは、自分がSの会員であることにまったく疑問がないのです。もちろんそうでない方もいらっしゃるでしょうから私の印象だと思ってください。

そう、私が自分がSの会員であることに疑問を持つことができたのは、すでに10歳だったからでしょう。そのとき12歳だった兄もすぐにやめました。

幼少のうちに親が“入れて”しまえば子どもにとってはそれが当たり前になるのでは?そういう考えから、なんとか子どもの意思を尊重しながらできないものかと思っているのです。

さて、いっぽうで親の考えで子どもを学校に行かせないという例も世界にはあるようです。もちろん日本にもあるでしょうが。

そのひとりがマハトマ・ガンディです。十数年まえに行われたフリースクールの世界大会でガンディの孫であるアルン・ガンディさんが次のように語りました。



教育の崩壊について、私の祖父はもう既に、1890年頃イギリスで勉強をするときに感じていました。イギリスの教育システムが非常に貧しいということを痛感し、このような教育を自分たちの子どもには与えたくないと思いました。それで、自分たちの4人の息子は、自分の家で教育をいたしました。




もちろん詳細をはしょっている可能性もあり、実際には子どもの意思を尊重していたのかもしれません。

その他、世界には「2歳と4歳の子どもを学校に行かせずにフリースクールを作った」という例もあります。

いろいろ考えさせられます。

中途半端ですが、最後まで読んでくださりありがとうございます。



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