社長から教わった社会人の品格㉔
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最終更新日:2020/08/26
社長から教わった社会人の品格
「正義」について考えるいい記事がありました。
幼稚園で起きた「正義が暴走した日」マンガに「誰も悪くない」怖さ 涙で伝えた「ちょっとでも覚えていて」YAHOO!ニュース
エェコさんの娘さんに起きた出来事ですが、エェコさん自身がかつて受けたことについてまとめてみますと、
エェコさんが猫をなでていた→それを見ていた友達が、エェコさんが猫を叩いていると勘違いした→エェコさんはそれを聞いた友人たちから制裁を受けた
私は社長から、「正義というものはなく正義感があるだけ」と教わりました。どういうことかというと、「正義は私がそう感じるだけ、正義は感じるもの」という話なのです。「私が正しい、私の側に正義がある」という心を正義感というのです。そして、正義感というのは怒りに通じます。
エェコさんの件は、友人たちの勘違い、という結果でした。では、もし仮にそれが勘違いでなければ、友人たちの相手を糾弾するという行動は正しかったのでしょうか?
答えはノー。私が社長から教わったことはそういうことではありません。悪魔という実在はないのですが、それは、「あなたの方が正しいのだから相手を糾弾しなさい」という悪魔のささやきなのです。
自分が正しければ相手を非難、糾弾してもいいという道理はありません。「ひょっとしたら自分のほうが間違っているかもしれない」「自分もいろいろと間違ったことをしているかもしれない」という認識があれば、悪魔はあなたを惑わすことができなくなります。
私はこの話が理解できたとき、それまで自分が周囲を非難したことを思い出して怖くなりました。
ただ、その感情に抵抗するのではなく、それをありのままに感じました。
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