社長から教わった社会人の品格㉓
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社長から教わった社会人の品格
友人や知人、会社の同僚などから言われた一言で嫌な気持ちになり、なかなかそれが頭から離れない、そんな経験はだれにでもあると思います。たびたび思い出しては嫌な気持ちになる。
先日、私もある方から言われたことをがなかなか頭から離れませんでした。頭に浮かぶたびに嫌な気持ちになり、言った相手に腹が立つのです。そんなとき、私はたまたま入ったある本屋さんで「この本面白そうだなぁ」と思い一冊の本を手に取りました。そしてパラパラとめくりながらしばらく読みました。すると、いつの間にか、そのなかなか頭から消えなかった一言が消えてなくなりました。
その本のおかげで消えたのか?たぶんそうではありません。私がその本を見た瞬間、面白そうだと思ったことで消えたのです。私はほんの一瞬ではありますが没頭したのです、その本に。
たったそれだけのきっかけで消えてしまったのです。消えてしまったというより、そもそもその一言というのは実体のないものではないか。
言った言われたという事実は確かにあります。しかし、それを私がいつまでも頭の中で繰り返して嫌な気持ちになっているのは、私が勝手に行っていることなのです。言った相手は関係がないのです。相手に言い返そうが恨もうが消えるものではないのです。これを、社長から教わった言葉でいうと
「現象と感情は別」
となります。言った言われたという事実-現象、それと、私が嫌な気持ちになっていること-感情、は別だという話です。これが本当に理解でき、実践すると、人間関係はマイルドになります。だって、あなたは人を恨んだりしなくなっているからです。
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