社長から教わった社会人の品格⑲
公開日:
:
社長から教わった社会人の品格
何かが始まるのは常に一人から。社長は、会社の経営や町おこしのコンサルティングを求められることがよくありました。
ある商店街の組合に呼ばれたときのこと。街のはずれに24時間営業のコンビニエンスストアができたらそこには夜中でもお客が入るのに、どうして商店街にはお客が来ないのか、と相談を受けました。社長は言いました。「24時間営業でお客が来るならどうして真似しないのか」。そう提案すると、「でもできる店とそうではない店があるので話し合わないと」という答えが返ってくる。
最初から話し合いをして、足並みをそろえて何かをしようとなると、お互いに牽制をしあって何も進まないのです。まずは自分一人で始めてみること。それがうまくいけば、周囲はどんどん真似をして、結果的に全体が発展していくのです。
話し合っても話し合っても事態が好転しないとき。ひょっとしたらその話し合い自体が足かせになっているかもしれません。
- PREV
- 社長から教わった社会人の品格⑱
- NEXT
- 社長から教わった子育ての実践①