社長から教わった社会人の品格⑨
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社長から教わった社会人の品格
社長と出会ったばかりの頃、こんなことを言われたことがあります。
自分ができることを言いふらすのは傲慢ではありません。“頼まれるため”なのですから
それは、私が英語ができる、という話題になった時の事でした。私の英語力については同じブログ内で英語の記事も書いていますのでそれを読んでいただければ、レベルはその程度だということはわかっていただけると思います。
私の知人にお寺の天井画を書いている人物がいます。彼は20歳の時に絵が得意ということを周囲に言っていました。そして、社長から「似顔絵を描いてそれを名刺にしなさい」ということを提案され、それを素直に実行しました。それから20年以上が経ち、今は天井画家として活躍しているのです。彼はどこかの美術大学を出たとか何かの実績があったというわけではありません。もし彼が「いえいえ、私にはそんな力はありません」と断っていたら、天井画家は誕生しなかったに違いありません。
私も昨年、社長の著書を、小さな冊子ではありますが英語に翻訳するという仕事をいただくことができました。それも、20年前に社長から、できることを言うのは傲慢ではありません、という話を聞いていたから実を結んだように思います。
私よりも英語ができる方は世の中に山ほどいます。ただ、ひょっとしたら「いえいえ、できるといってもそんなに大したものではありません」と謙遜をしているために、それを活かせないでいる可能性があるのです。
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