セリアで買ったおもちゃ。楽しくIQアップ(動画)
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楽問(がくもん)のすすめ
子どもを連れて公園や児童館に遊びに行くと、そこで娘は他のママたちによく「こんにちは」とあいさつをします。すると、ほぼ次のような会話になるんですね。
ママ:何歳
娘:6歳
ママ:じゃあ、小学校?年長さん?
「娘はどう答えるのだろう?」と静観していると、この間は「フリースクール」とはっきり答えていました。その変のいきさつについては、カテゴリー「不登校」にまとめています。
そのときに会ったママさんもそうなのですが、フリースクールについて知っているママさんにまあまあ出会うようになりました。
「これで話しがしやすい」と思いきやそうではなく、「今は九九とかやっているの?」ときかれたんですね。
つまり、フリースクールを知っている方の一般的なイメージというのは
学校に行けなくなった子どもたちが行くところ
で、目的は「学校に戻ること」なんですね。だから、とうぜんフリースクールでもカリキュラムに従って、国語や算数や理科や社会を学んでいると思っているというわけです。勉強が遅れると学校に戻っても大変ですからそうするのは必要と言えます。
ところが、フリースクールにもいろいろありまして、私が関わっているところは、イギリスの「サマーヒル」という歴史あるフリースクールの考えを採用しており、たとえば「勉強」については、私はそこ(サマーヒル)の職員さんに直接聞いたことがあるのですが、小さな子どもにとっては
学ぶことと遊ぶことが同じ
なのです。
私は娘と遊んでいてしばしばその言葉を思い出すのですが、先日、セリアで買ったこのおもちゃもまさにそのとおり。
商品名は忘れてしまいましたが、パーツを組み合わせてコースを作りそこにボールを転がして遊ぶというおもちゃです。
買ってすぐにデパートの広場で遊びました。私が組み立てたのですが、周りの子どもたちも集まってきて2時間くらいは遊んだでしょうか。
さて、次の日の夜、娘が自分で組み立てています。それがコチラ↓
脳機能学者の苫米地英人さん(私のブログではしばしば引き合いに出させてもらっています)によると、IQが高いというのは抽象度が高い思考ができるということです。
このおもちゃの例でいうと、ひとつひとつのパーツを転がして遊ぶというのは抽象度が低いと言えます。猫でもできます。ところが、これを組み合わせてひとつのコースを組み立てるという行為は、パーツ同士の関係性をキャッチする必要があります。ここで抽象度があがるのです。
ここで重要なのは、説明書をみてそのとおりに作ってもダメだということです。自分で「これとこれをつなげるとどうなるのか」と考えながらやることに意味があるのです。
苫米地さんがよく例にあげるのは料理です。これもレシピをみてそのとおりに作るのではなく、この素材とこの素材を合わせたらどのような料理になるか、この調味料をこのくらい入れたらどのような味になるか、そういうことを考えながらやることによって抽象度があがるのです。
野菜や肉などの素材がパーツです。そして、それらを組み合わせることで料理ができる。抽象度が上がるという感覚はわかりますでしょうか?
私の娘は料理も好きです。いろいろな素材が組み合わされて統合されたものができるという感覚はそこで身についていると思います。
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