なぜ天才があらわれると本が売れるのか?

公開日: : コラム

将棋の藤井四段の出現により、予想されたようにその”子育て”が注目されています。藤井四段がどのように育てられたのか、天才を育てるにはどうしたらいいもか、そういう内容で本が出版されることも予想されます。

私には6歳の娘がいますが、その手の本は読みません。

出版社や編集者は読者のニーズに応じて本を作っているわけですから、そのような本が売れるということは当然、興味のある親や教育者が多いということになりますね。興味と言ったのは、子どもにこのようになってほしい、という興味です。

http://kuriyokan.com/315.html

こちらは、このブログの中でもっとも読まれている「教育家族」に関する記事です。おかげさまでもうすぐ1000ビューに到達します。教育家族とは、子どもの教育にしか興味をしめさなくなった家族、です。

広い意味では、「できるーできない」「なるーならない」が子育ての最重要事項になっているということです。

そういう本を読んだからと言って教育家族になるというわけではありませんが、親が子どもに期待をするきっかけにはなりそうです。親の思いは子どもにとって重い、ということを私は心においています。

不登校に向き合ってきた私が尊敬するある方の話です。

不登校に対して理解を示す親は確かに増えてきたそうです。家庭教育やフリースクールなどの代替教育にも目が向いてきている。ただ、今度は、親が、学校に行かない自分の子どもをふつうとは違う、何か特別な才能を持った子どもとして見てしまう。そして、何者かになってくれることを期待する。

結局、教育家族の道を歩んでしまうのです。

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