子どもにとって「遊ぶ」と「学ぶ」は同じ
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コラム
先日、イギリスにあるフリースクール「サマーヒル」の職員さんの話をききました。サマーヒルでは、いわゆるアカデミックな勉強、国・英・数・理・社、ということいぜんに、「live in society」「emotion」、つまり「社会においてどう生きていくかということ」「情緒を育むこと」がまず最初に考えられているということです。
それでも「スクール」というかぎり、「勉強」ということは社会から求められます。それに対して、子どもは「natural learner」である、というのがフリースクールの立場です。「自然に学ぶ」ということでしょうか。
私は自分の娘をみていて納得。それでも
「確かに遊びの中で子どもはいろいろなことを学んでいるとは思います。だけど、たとえじどう
という疑問はわくでしょう。
では、うちの娘がどのように箸を持てるようになったか?この間までは、妻が見つけてきたこんな箸を使っていました。私も妻もそれ以上、つまり普通に箸を持てるように子どもに働きかけたことはありません。
先日、児童館で遊んでいたところ、「箸でプラスチック製の豆腐をつまむ」という内容のゲームがあり、子どもはそれをやりたがりました。
そこで、箸の持ち方を私に「教えて!こう持てばいいの?」と積極的に求めてきます。私は丁寧に教えました。子どもはそれに習って一生懸命豆腐をつまんでいました。
その日の夕食、子どもは昼間の遊びの延長線上でご飯やおかずを箸でつまんでいました。ほぼ、その日のうちにできてしまったんです。すると、自信を得たのか、「ラーメンを箸で持ちたいからラーメン屋に行きたい」と言ってきました。
私は、いわば「子どもの言いなり」なんですね。「躾」なんてほど遠い。それでもうちの娘は次々にいろんなことを身に付けています。確かに、積極的にしつけをしている家庭よりできる時期は遅いかもしれません(オムツの使用期間は日本最長記録¡?)。しかし、子どもは自分の興味に合わせて楽しそうに学んでいます。
好きなことをやっていればあっという間に上達するのは大人でも一緒ですね。
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