サイン・コサインのわかりやすい説明 楽問(がくもん)のすすめ
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楽問(がくもん)のすすめ
直角三角形の辺の比率
おそらくこの説明がわからずに挫折した方も多いはず。私は、塾の講師や児童福祉の世界で高校生に勉強を教えたりする中で「どうやったら理解できるか」をひたすら考えてきました。
かつて、「答えがマイナスになる引き算」がどうしてもできない中学生の女の子がいて
教えるより自分がやる方が100倍簡単
ということを思い知らされたことがあります。
今回は、sign(サイン) cosign(コサイン)の説明の仕方を思いつきました。すでに当たり前の説明方法かもしれません。
斜辺が1の直角三角形
画像をみてください。斜辺が1で、左下の角度がX°の直角三角形です。そのときに
横の長さ=コサインX
縦の長さ=サインX
です。
なぜこれがいいのか?斜辺が1なので、計算が楽なのです。
斜辺が2だったら?
横の長さ=2コサインX
縦の長さ=2サインX
となります。
斜辺が1/2(2分の1)だったら?
横の長さ=1/2コサインX
縦の長さ=1/2サインX
となります。
これは斜辺が1だから簡単に計算が可能となるのです。
三角定規に使われている三角形を考えてみます。画像のXの部分が45°です。すると、
横の長さ=コサイン45°=1/√2(ルート2分の1)
縦の長さ=サイン45°=1/√2(ルート2分の1)
すべての辺に√2をかけると、
斜辺=√2
横の長さ=縦の長さ=1
となり、1:1:√2の三角形と計算結果が一致します。