子育てが楽しいと言った神田うのはなぜ反感を買ったか?
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コラム
もう数年前の話になります
あるテレビ番組で子育て中の芸能人たちが出演し子育てについて語り合うという企画がありました。基本的に「子育てのあれが大変」「これで悩んでいる」という方向性の話になりました。
そんな中で、出演者のひとりであった神田うのさんが
子育て楽しい、何もつらいことない
という発言をしたのです。
その瞬間、カメラは同じ出演者の芸人に向き、「金持ちだからだろうが!」というバッシングが起きました。笑いは起きましたが、私は今でもそのシーンをよく覚えています。
幸せはあなたを滅ぼす
どうして私たちは「みじめさ」や「不幸」を捨てることができないのか?
この質問にある宗教者がこのように答えました。
みじめさはあなたに多くのものを与えることができる
幸せはあなたから多くのものを奪い去る
「世間」は「惨めな人」を大切にします。「惨めな人」に嫉妬し傷つけようとする人がいるでしょうか?「惨めな人」の敵になりたい人がいるでしょうか。
一方で、「幸せな人」は好かれません。それは「惨めな人」を傷つけるからです。
神田うのさんはその番組で子育ての幸せ感を全開にしました。それによって「世間」を敵に回してしまったのです。私は同じ子育て中の人間として神田うのさんのそんな姿をみてうれしくなりましたが。
その一方で、同番組で子育ての大変さをこれでもかと語った方はある子育て番組の司会に抜擢されました。
ここのところに気が付いてしまえば「不幸せ」を手放すことは自分しだいであることがわかります。