楽問(がくもん)のすすめ 2進法と10進法を学んで考えた
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楽問(がくもん)のすすめ
私たちが普段つかっているのは「10進法」です。
「0」から「9」までの数字が使われていますね。「10」は「1」と「0」と考えるのです。
「0」と「1」で成り立っているのが「2進法」です。「0」の次は「1」、その次は「10」、その次は「11」。
2進法を10進法に変換する
「110101」という2進法の数字があります。これを10進法に変換するにはどうしたらいいでしょうか。
110101=1・25+1・24+0・23+1・22+0・21+1・20
右側を計算すると「53」、答えは「53」です。
ここまではやり方を理解して覚えて数字を当てはめるだけです。試験を受けるわけでもない私が今さらそんなことをしても面白くもなんともありません。しばらく学んだこと(ノートの書いたこと)を眺めていて私はこんなことを考えました。
これは教科書に書いてあるかもしれませんし書いていないかもしれません。私にとっては“小さな閃き”で、それが面白いのです。
私が考えたこととは、
では「10進法」を「2進法」に変換するにはどうしたらいいか、ということです。
2進法の「100000」を考えます。上の式を参考に、「1・25+1・24+0・23+1・22+0・21+1・20」とすれば答えは「32」だということがわかります。
次に「0」がひとつ多い「1000000」を考えます。同じように計算すると「64」であることがわかります。
ここから、「32」から「64」までの数字は「100000」から「1000000」の間にあるということがわかります。
これが私の“小さな閃き”なのです。
では「40」を2進法で表す方法を考えてみます。
「32」から「64」の間の数字ですから、「100000」から考え始めることができます。
「32」が「100000」ですから、残りの「8(40-32)」をどうするかを考えます。
「10000」は「16」ですから「110000」は「48」で「40」をこえてしまいます。ということでこの位は「0」。
次の「1000」は「8」。ということは「101000」が「40」ということになります。
説明するとなるとこんなに難しいのですね。数学嫌いが増えるはずです。
これを理解する必要はありません。自分でいろいろ考えてみる、そういう面白さを伝えたかったのです。
私は現在数学ができてもできなくてもどうでもいい立場なのでこのような「遊び」ができるかもしれませんが、学生で量をこなさなければいけない方も、このように自分で考えてみる時間を作ってみてはいかがでしょうか?
「π」なんて数字はどうやって表れたのか、そんなことを考えるのも面白いです。