子供も親も十人十色だということ。保育園の仕事で気がついた

公開日: : コラム

私は子供が保育園に通っていた時にパートで保育補助の仕事をすることになりました。



足成子供
出典 写真素材足成


別の園舎ではありましたが、子供と一緒に登園をしていました。

そのころ年長組だった息子は毎朝のように登園を嫌がり情緒不安定になっていたのですが、
それを園長先生に相談したところ

ちょうど0歳児のクラスで手が足りなくて困っているので働いてみませんか?

と言われたのです。


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保育園にお母さんがいると思ったら息子さんも落ち着くと思うから
と言われました。

毎朝グズる息子との攻防戦にほとほと疲れていた私は、園長先生の提案を受け入れてみることにしました。




赤ちゃんひとりひとりに個性がある



保育士の資格がある訳ではなかったので、ただ赤ちゃんたちのお世話を手伝うだけでしたが、10人の0歳児が一度に泣くと本当に手が足りないのです。
おむつを替えたりミルクや離乳食を順番に与えるだけで、てんやわんやでした。

そうして過ごしているうちに、私は気付いたのです。

赤ちゃんて本当に一人一人個性があって成長の過程も早さも違うんだなと。

もちろん頭では分かっていたことです。自分の子供と他人の子供さんを比べてはいけないことも分かっていました。

でもやっぱりどこかで私は思っていたんです。
どうしてうちの子だけ、みんなと一緒に保育園に通えないんだろうって。




親もいろいろ



足成親
出典 写真素材足成


0歳児クラスの子供たちを見ていると、神経質な子供もいれば乱暴な子供もいて、対応の仕方もいろいろでした。正解なんてないんだなと思いました。

そして、お母さんたちもいろいろでした。大らかなママもいれば細かいことを言ってくる人もいて、やはり対応の仕方が変わりました。

私はずっと肩に力が入っていたんだなーとその時やっと分かったのです。

周りのことなんて全然見ようとしていなかったんだなと思いました。

もしかしたら園長先生にはそれが分かっていて、私に気付かせようとしてくれたんじゃないかしらとも思いました。
いろんな子供がいるんだし、いろんなお母さんがいていいのだと。

家に帰ると息子と保育園の話をしました。

今日の給食のおかずおいしかったね!とか、もうすぐ運動会だねー

なんて話ができるようになったら、息子もだんだん登園を嫌がらなくなりました。

私も少しは親として成長できたような気がしました。


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