親も子も幸せになれるしつけの方法コモンセンスペアレンティングとは?
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コラム
子供の叱り方に悩んだ事がある親は多いのではないでしょうか。
何度言っても解ってくれない子供に感情的に怒ってしまったり、気が付けば常に怒っている自分がいる時など、必要以上に怒ってしまうと子供も可愛そうですが、同時に親も自己嫌悪になってしまいどうしたら怒らなくて済むのか、どう伝えれば子供が言う事を聞いてくれるのか、しつけの方法に悩んでしまいます。
しつけのプログラム
私自身も2歳を過ぎた頃から怒る事が多くなり、怒った後に自分を責めてしまう日も多々ありました。そんな悩みを解消してくれたのが、
コモンセンスペアレンティング
と呼ばれるしつけのプログラムです。
コモンセンスペアレンティングはアメリカで開発された「被虐待児の保護者支援」のプログラムです。
虐待防止の為
子供の問題行動をコントロールするために考えられたしつけの方法です。
子供の人格を否定しない
コモンセンスでは子供の人格を否定するような叱り方はしません。
子供の良くない行動だけを指摘して
「こういう時はこうすれば良いよ」
と良い行動を短い言葉で解りやすく伝えます。
そしてペナルティーを与えます。
「やり直しをさせる」「反省の時間を与える」の二つです。
例えば、小さい子供が嫌いな歯磨き。毎日する事なので、何度言ってもじっとしていない子供に腹が立って毎日の歯磨きが苦痛でした。
私も苦痛でしたがおそらく私以上に子供は怒られながらする歯磨きが嫌いだったと思います。
そこで「やり直しをさせる」です。歯磨き中に動いたら
「動いて上手く出来ないから最初からやり直し」
と言って歯磨きを最初からやり直しします。動くたびに最初からやり直しです。
動いているといつまでたっても歯磨きは終わりません。そのうち子供も最初から動かず上手に歯磨きをさせてくれるようになりました。
親もイライラがへる
「反省の時間を与える」はコモンセンスではタイムアウトと呼ばれています。
例えば子供がお友達を叩いてしまった時などに使います。
子供なりに理由はあると思いますが、
「お友達を叩くのはダメ。○○されたのが嫌だったと言葉で伝えようね。」
と行動を指摘して、子供の年齢の分数(2歳なら2分、3歳なら3分)椅子に座らせ話かけてきても
「反省して」
とだけ伝え相手をしません。
子供が反省している間に親もイライラする気持ちを落ち着かせる事ができます。
コモンセンスペアレンティングを初めて以前よりも怒る回数が減りました。世間では怒らない子育てなどと言われていますが、他人に迷惑をかける事など良くない事は良くないと教える事は大切だと思います。必要以上に怒らないで良くなったので、私も自己嫌悪になる事がなくなり私も子供も笑っている時間が増えました。