親の言いなりになるばかりがいいとは限らない
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最終更新日:2017/01/28
コラム
ジャニーズみたいに格好よく育ちますように
男の子の親なら、多くの人がそのように考えるのではないでしょうか。
私はその代表選手!
ま、顔は血筋がモノをいいますから努力のしようはないものの、身支度をしっかりと整えてさえいれば「モテモテの人生を歩ませることが出来るかも!」と野望を抱きました。
だから、ベイビーの頃からジーンズを穿かせてみたり、キャップにも拘ってみたり。
靴も水着も他の子と違うものと選んだのです。
幼稚園の頃になると望んだとおり、「カッコイイ」と言われる男の子になりました。
バレンタインのチョコがいくつも届けられ、母親としては大満足です。
でも、この頃から自己主張するようになり、特に着るものでは大衝突!
ジーンズをビシッと穿いていたのに「きついから」という理由でジャージ愛好家へと転身。
しかも、外遊びするのでジャージなんて直ぐにボロボロヨレヨレ状態です。
靴もコマーシャルで見かける「駿足」がお気に入り。
同級生の子でも同じデザインを選んだ子が何人もいるではありませんか!
何故!!
どうして!?
ママ自慢の息子像とはイメージが違いすぎます。
失意の私にパパの一言。
「まあ、しゃーないね」
パパ曰く、「このまんま、ママの言いなりになってたら、男としてはダメ男になってたね」
そんなふうに言わなくてもいいじゃん!
でも言われてみれば、ひと昔前には「マザコン」といえば女子から総スカンをくらったものです。
ママのお尻にくっついて言いなりになっているのではダメなのでしょうね。
ハッと我に返ったのでありました。
小学生になった彼は、相変わらずのジャージ愛好家です。
でも、運動センス抜群。
友達に囲まれて、毎日が楽しそう。
もう何年もバレンタインのチョコレートはママからの贈り物だけですが、なかなかの男に育っていると思います。
でもね、本音を言わせてもらうと、もう少しママの思うとおりにしたかったなあ。
最近はほっぺにチューもしてくれなくなったし、寂しい限り。
既に子離れをしくじった感が否めません。