おかげさまを意識すると人生が面白くなる㉓キラーアント


「ハンターハンター」というアニメがあります。これも、ふと「みよう」と思ったものです。全部で140話くらいあります。オープニングなどを除いて一本20分として2800分、約67時間です。あくまでわかりやすくするための説明ですが、ハンターという「光」の人たちが「影」の敵を倒す物語だと思ってください。




キラーアントという敵は、蟻が進化したものです。蟻と言ってもサイズは人間と同じです。女王蟻は多種と交配し、たとえば蟹と交配すれば、蟹の姿形をした子どもを産みます。そして、人間と交配することで強くて賢い子どもを産み出せることがわかったキラーアントは人間を襲います。交配と言っても、食べる、のですが。




このキラーアントの最強の王のひと言がとても重いです。彼は命乞いをする人間たちにこう言い放ちます。「おまえら、牛や豚の命乞いに耳を貸したことがあるか」。そもそも、ある種に対して「キラー」つまり「殺し屋」と名付けること自体が人間の傲慢なのかもしれません。動物の立場に立つと人間のほうがよほどキラーなのかもしれません。




そして、最終的にハンター、つまり人間側が勝利をするのですが、勝った手段が核爆弾という考えさせられる深いアニメです。




ただ、このキラーアントのひと言に罪悪感を感じてしまう方は深く考えないほうがいいかもしれません。私も相変わらず牛肉も豚肉も食べています。「空」を悟った方にとっては面白いひと言かもしれません。

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