社長から教わった社会人の品格㊻
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社長から教わった社会人の品格
先日YouTubeを見ていたら、ある大学先生の講義で「受動意識仮説」という面白い仮説に出会いました
意識は幻想か?―「私」の謎を解く受動意識仮説 YouTube
たとえば、右手の人差し指を曲げるという行為。
曲げようと意識をする→脳が指令を出す→人差し指が曲がる
こういう順番が当たり前だと思っていたのですが、この仮説によると
脳が指令を出す→人差し指が曲がる→意識をする
これは、脳が指令を出すところから始まるという意味ではありません。その前には、講義の中では無意識が語られましたが、何かあるわけです。それよりも、意識することが最後という部分に驚かされます。
この仮説は、私が社長から教わったこと、つまりこのブログで書いていることを肯定してくれているように思います。
思う、話す、行動する私に気が付く「私」。これを、
思う、話す、行動する→意識する
という順番で考えると、受動意識仮説と矛盾しないように思えます。私が散歩をしていて、歩いているのが自分ではないような感覚におそわれるのも、花火を見ていて夜空に吸い込まれるような感覚を誰もがするのも、錯覚ではなく、むしろそちらのほうが本当かもしれない。
それなら、これまで、あの人のあの一言で傷付いた、あの人のあの行動に怒っている、という気持ちもなんだかおさまってきませんか。
だって、相手も、そうしようと意識していたわけではないのですから。私は学者ではありませんから、証明されるまで待つ必要はありません。
そう考えたほうが人を許せて気持ちが楽になるのならばそちらを選択したほうがいいという考えです。
まるで私を試すかのように先日こんなことがありました。スーパーのレジで並んでいて、ソーシャルディスタンスを守っているつもりでしたが少し距離が近かったのか、前に並んでいる方が「もっと離れなさい」と注意をしてきました。それだけではなく「頭がおかしいんじゃないの」など言ってきましたが、私の心は煩わされることなく、「すいません」と丁寧に謝罪をして事なきをえました。
もともと短気な私の心がそのように反応したのは、やはり考え方が変わった、この受動意識仮説を学んだ後だったからかもしれません。
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