社長から教わった社会人の品格㊷
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社長から教わった社会人の品格
すべては勝手に起こる。「自我をなくす」というと、仕事も家庭生活も滅茶苦茶になりそう、自分が何をしでかすかわからない、そんな風にも思えます。
私たちは目の前の人や物事のありのままを見ているようで実はみていない、過去の記憶でみている、という話を聞いたことがあります。毎日通っている道。「こんなところに公園があったっけ?」などと思った経験はありませんか。私の知り合いは、何十年間住んでいる町で、しかもよく行く界隈で不動産屋があることに初めて気が付いたそうです。なぜそのときに気が付いたのか?それはアパートを探しているところだったからです。つまり、自分にとって重要でないものは視界に入っているのに見ていないということです。
「自我をなくす」と重要なものと重要でないものの差がなくなります。
さて、自分にとって重要な人の話は謙虚に聞くことができるのに、そうではない人の話はないがしろにしてしまう。そういうことはありませんか。それらも「ただ勝手に起こっている」ということに気が付くと、どちらも同じように大切にすることができます。
「人の善意や好意をすべて受けることができるのは菩薩の境地である」と社長から教わりました。
善意や好意を受けることは簡単そうですが、相手があなたにとって嫌いな存在だったら?すべて受けることができるとき、あなたは好きか嫌いか、重要か重要でないか、という「自我」から離れているかもしれません。
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