社長から教わった子育ての実践⑦
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社長から教わった子育ての実践
禅の言葉で「無事是貴人(ぶじこれきにん)」という言葉があることを学びました。この「無事」という言葉は、「無事でなによりです」というときの無事ではなく、「何もしない」という意味だそうです。
私が児童福祉の職員になって最初の研修。その世界では有名なある方から「何もしないことです」ということを学びました。
仏教では、すべての存在に仏性がある、と説かれています。仏性って何?と聞かれると私も困ってしまいますが、ここでは、「その人にとって丁度いいベストなもの」とでもしておきましょう。
一人ひとりの子どもが、それぞれベストなものを内に秘めているのです。だったら、大人が自分の価値観でその子どもたちを方向づけることはしなくてもいいということです。もちろん、その大人一人ひとりもベストなものを秘めているのですが。
「見守る」という言葉がこれに当たるかもしれません。使い古された言葉ではありますが、この「無事是貴人」と並べて考えるとなかなか深い言葉に思えてきます。
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