楽問!子どものお手本でありたい漢字の読み書き

公開日: : 楽問(がくもん)のすすめ

私は日常生活の中で子どもの「やりたい」にアンテナをはるようにしています。どういうことかというと、昔、こんな方にあったことがあるのです。

その方の息子さんは学校に行かず、家に引きこもっているそうです。その方は「別に学校に行きたくなければ行かなくてもいいのです。ただ、彼にやりたいことをやってほしい・・・」と言います。ところが、しばらく話を聞いていると、「楽器がやりたいからギターを買ってくれ、絵が描きたいから絵具を買ってくれ・・・などと言ってくるのですがどうせ続かないんです」という発言をした。
相談にのったある方は答えました。「『やりたいことをやってほしい』とおっしゃいましたが、実際には本人のやりたいことをことごとく否定してきたのではないですか?親であるご自身の価値観の中にあることはやってもいいけど、その外にある場合は否定しているんですよね」

子どもが“やりたい”ことと言うのは親ではなく本人の価値基準に照らし合わせて言っていることです。
ですから、親である自分がどう感じるかはひとまず置いておいて「いいよ」と言ってあげること、これを「受け入れる」と私は捉えています。

と言っても、うちの娘のようにひたすらアイスクリームを食べたがったり、明らかに“煩悩”のおもむくままの場合は制限をかけることもありますが。

先日、子どもが私をオーブンレンジの前に連れていき「読むよ」と言って、「カレー」「肉じゃが」などのメニューを読み始めました。
私はそれを聞き、「赤飯」は読めなかったみたいなのでそれは私が読み、赤飯の画像をみせました。

どうして子どもがこんなことをし始めたか、それには理由があってその前日か前々日に「パパはどうして漢字が読めたり書けたりするの?」と聞いてきたのです。

私は「たくさん読んだり書いたりしてきたからだよ」と答えました。それがモチベーションになったようです。

私は普段、趣味で読書をしたりノートに書きものをしたりしているので説得力があったのかもしれません。

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