起立性調節障害って?脳が体に「休め」と指令

公開日: : コラム

「不登校新聞」の記事からです。「起立性調節障害」という言葉をはじめてききました。

「朝起きようと思っても体がいうことをきかない、倦怠感におおわれ、立ち上がるとふらついたり、立ちくらみを起こしたり、失神することもある、そういった状態像が特徴」

だそうです。

全身の血行不良により起こるとされていますが原因はストレス。ただ、記事を読み進めていくと、これは「障害」という名はついていますが、脳が「休んだ方いい」と判断した結果としてこのような状態になるという、つまり健全な体の反応なのです。

ところが、たとえばこれが学校に行く日の朝だったとしたら。親の理解がない場合、とうぜん「なんとかしなきゃ」となります。病院に連れていかれ、血圧を上げるための薬を飲まされ・・・。

本人の状態をいちばんわかっているのは本人の体なんですね。それにもかかわらず「本人のため」ということで、体が抵抗をする方向へ本人を引っ張ってしまうのですね。

こちらがそんな当事者の声です。


私にとって必要だったのは起立性調節障害に関する周囲の理解と環境の変化でした。できれば起きられない本人はそのままというか、寝かせておいてあげてほしいです。いずれは起きます。くり返しますが、私の場合はどんな薬も症状を治したり、心を癒したりすることはなかったです。

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