「橋本×羽鳥の番組」苫米地氏「法律ではなく能力」と児童福祉

公開日: : コラム

2017年1月30日放送の「橋本×羽鳥の番組」に登場したのは脳機能学者の苫米地英人さんです。TOKYOMXの「バラいろダンディ木曜日」のレギュラーです。

興味がある方はYouTubeで検索してみてほしいのですが、苫米地さんが安保について「法律ではなく能力です」と強く橋本さんに言った箇所があります。それに対して橋本さんは「日本は法治国家ですから・・・」と返答しました。後で苫米地さんのツイッターをみたら、「法整備が必要であることは言ったがそこはカットされていた」ということのようですが。

私はこの「法律ではなく能力です」という言葉にピンときました。福祉の現場でもう5年くらい働いていますが、こんな(以下のような)状況が山ほどあるんですね。

行政に対して要望を出し続けた結果として法律や制度ができるんです。ところがその制度を利用しようと県に申請を出すと、「まだ準備ができていない」「まだ体制が整っていない」という返事がしばしばかえってくるんです。それで、数年単位で保留という状態が続くんです。ただ、それについては「仕方がない」と理解して話し合いながらやっているというのが現状です。

つまり、法律や制度ができても現場にそれを遂行するだけの力がつくまでは本当の意味で施行はできないんですよね。

福祉の世界で30年40年地べたをはいつくばってやってこられた方は、「制度が・・・」という話が出ると「制度じゃないんだよ」ということを声を大にしておっしゃいます。やはりここのところを肌で感じて知っているからではないかと思います。

苫米地さんの話に戻りますが、自衛隊がまさか「準備ができていない」と拒否することはできないと思いますので、能力がないままに出動、その結果「死にますよ」と苫米地さんは警告しているのだと思います。


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