なぜ学校で英語を学んでも話せないのか?英語の勉強法
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楽問(がくもん)のすすめ
高校の頃、私は英語が得意科目でした
東京大学や京都大学へ進んだ連中とくらべても英語の成績だけは遜色がありませんでした。
ところが20歳のとき。正月に、フィリピン人の女性と結婚をした伯父と会いました。私はそのフィリピン人の女性と英語(フィリピンは英語が公用語です)で話そうとしましたが言葉が口から出てきません。
そのとき受けたショックは今でも忘れません。
それを機にある英会話学校に通い始めました。そこでTOEICを受けさせられたのですがスコアは700点以上ありました。これはまあまあ高い点数だそうです。
その一方で疑問に思うことがありました。たとえばハリウッドの映画をみてもまったく英語を聞き取ることができないのです。
私の勉強法
前置きはこれくらいにして、そうしていろいろと試行錯誤をしながら10年くらい経ってようやく私の勉強法がかたまりました。
日本語を排して英語を聴くこと
です。具体的にいうと、「(英語やドラマで)日本語字幕をみない」「英字新聞を読んでいてわからない単語があっても英和辞書を引かない」「日本語で考えない」などです。
この「日本語を排して」というのがポイントです。
おそらく学校できっちり英語を学んできた方ほど英語を聴くとまず日本語が頭に浮かぶはずです。
映画を観ていて「I love you」というセリフを聴き取ることができたとします。すると頭のなかに「愛しています」という日本語が浮かびます。
学校の英語教育でそのような訓練を受けてきたのです。
それがまずい
のです。
私はこの5年間くらい「英語だけ」を聴いています。1000時間くらいは聴いているでしょうか。
1年くらい聞いたところで日本語が頭に浮かぶことはなくなりました。聞いた英語が英語同士で処理されている、そんな感じです。
しかしそれでも聞いたことを100%理解できるというレベルではありません。ただ、日本語でも内容が難しければ100%理解できるというわけではありませんが。