子育てが苦しい理由は心の仕組みにあった
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コラム
なぜ子育ては苦しいのか?苦しみを欲する心のメカニズム
現在5歳になる娘を育てていますが、それなりに子育ての「大変さ」や「苦しさ」を経験してきました。
子育てに限らず「どうしたら楽になるのか?」ということを20代からずっと考え続けていますが、最近ひとつ気が付いたのは
楽な状態というのは退屈なので、心はわざわざ苦しもうとしている
ということです。
このように考えれば納得ができるかもしれません。低俗でかまわないので自分にとって「楽しい」ことを思い浮かべてください。
私は自分の20代の頃を思い出して「パチンコ」「酒」「テレビ」をあげておきます。ただ、これらが楽しかったのは「仕事が苦しい」「人間関係がつらい」という「苦しみ」があったからです。
現在の私は「ほどほどの酒」と「温泉」を楽しみにしています。ただ、それが楽しくあるためには子育てがつらくなければなりません。
つまり、苦しみ=快楽、それを心はいつも求めているのです。
それでひとつ気が付くのは、子育てがつらいのは子どもの責任ではなく私の側の心の問題である、ということです。
私はそろそろ子育ての大変さから抜け出そうと思うのですが、上記のことを踏まえますとそれは私の心の問題で、しかも「楽しみ」も一緒に抜け出すことになります。
苦しみ=楽しみ、それを抜け出すとそこには「安心」という状態があるそうです。
そう考えると、まだ、苦しみ=楽しみ、それを楽しむ人生もいいかなという気もしてしまいます。
具体的にそこを抜け出すにはどうしたらいいか?それは「今」に生きること、です。それは「自分を見つめること」です。
まずは、「自分の心は苦しみを求めている」、そこに気が付くことです。それだけでもずいぶん楽になります。