おかげさまを意識すると人生が面白くなる①お任せ

正観さんは本の中で「自我+お任せ= 100」と書いています。これは、自我が強ければ強いほどお任せが少なくなる、逆に自我が少なければ少ないほど周囲にお任せをすることができるということです。私はこれを「自我+おかげさま= 100」というふうに書き換えました。さらに「自我⋀おかげさま＝φ」という数式も作りました。これは「自我かつおかげさまは空集合」、何を言っているかというと、「自我とおかげさまは相いれない」ということです。自我を雲、おかげさまを太陽にたとえると、雲が出ているときは太陽は隠れ、雲がないときには太陽が光輝くというわけです。

ですから、「おかげさまを意識する」というよりは「自我を意識する」というほうが実践的かもしれません。意識をすることができればそれを解消、つまり雲を晴らして太陽を輝かせることができるのです。

精神世界の本などを読んだことのあるかたは、「予言はどうでもいいことには当たるけど、肝心なことには当たらない」ということを聞いたことはありませんか？あるときテレビでこんな企画をやっていました。予言がよく当たるという評判の占い師を数人よんで競馬をさせるのです。私は「全部外れる」と予言をしました。私の予言が当たりました（当たると予言した方はほとんどいないと思いますが）。私はそこに登場した方たちの実力は知りません。普段は本当によく当たるのかもしれません。ただ、その状況、テレビで競馬の予想をして当てようという状況では自我だらけに違いないのです。実際、その方たちは目をギラギラさせ興奮状態でした。ちなみに、おかげさまを意識するのにリラックスは重要なワードです。