小林正観さんからこう聞いた第三章③不登校
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最終更新日:2022/08/23
小林正観さんからこう聞いた
正観さんのもとには多くの方から人生相談が持ち込まれていましたが、「子どもが不登校で・・・」という相談も多くありました。正観さんの答えは、「親が、子どもが学校に行かないということを丸ごと受け入れればどこにも問題はない」です。とはいえ実際に苦しんでいる方にとってはすぐに納得ができないかもしれません。ですので私の経験を書きたいと思います。
私の娘は学校に行かずにフリースクールに通っています。我が家は私がフリースクールの関係者だったということもあり、そもそも最初から娘にとってはフリースクールに行くことも選択肢に入っていたように思います。最終的に本人が学校に行かないと決めました。私も妻も娘の判断を尊重し今にいたっています。フリースクールに通っているといっても学校に在籍はしています。先日、本人が担任の先生に会いたいと言ったので一緒に学校に行きました。本人にとって学校は行ったことがない場所です。何かそこで嫌なことがあって不登校になったというわけではありません。先生と話をしたり自分の教室に行って机に座ったり、楽しかったと言っていました。不登校の子どもを学校に戻そうというプレッシャーはなくなってきました。それでも先生は「林間学校だけでも来てみない。みんなで泊まったり楽しいよ」など本人を誘ってくれていました。本当に本人のことを思って声をかけてくれていると感じました。それに対して本人は「行かない」とはっきり答えていました。私はそのようにはっきりと、自分がどうしたいのかを答えることのできる娘はすごいと思います。なぜなら私自身は、意識していたわけではありませんが、親や学校が私に何を望んでいるかを察してそのように生きていたからです。
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