小林正観さんからこう聞いた第三章①子育て
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最終更新日:2022/08/23
小林正観さんからこう聞いた
第3章では、私が正観さんから教わった子育てについて書きます。私はSKPに勤めた3年半の間に結婚をし子どもを授かりました。娘がまだ妻のお腹の中にいるとき、講演会場へ向かう途中の車中で正観さんが、「くりようかんさんの人生って私の人生に似てますよね」とおっしゃいました。おそらく正観さんも私の年齢くらいで最初の、しかも私と同じ女の子を授かったのでそのように言ったのかもしれません。
名前を決めるのはやや大変でした。「そのようにしか読めない名前を付けること」という名前の付け方についてはすでに正観さんから教わっていましたが、逆にそれを意識しすぎて苦労したのかもしれません。実際に、最初に私が考えた名前を正観さんに伝えたところ「それだとこういう風に友達から言われちゃいますよ」と言われました。結局2番目に思い付いた名前に決まりましたが、それは日本語でもそのようにしか読めない名前であるばかりか、アルファベット表記をして外国人に読まれるときも、そのようにしか読まれないという名前です。
もともとこの名付けの話が正観さんからでてきたのは、「占い師から改名をしたほうがいいと言われましたがどうしたらいいでしょうか」という質問を受けたときのことだったように思います。「名前によって運がよくなる(わるくなる)ということはない。名前は呼ばれるためにあるのだから・・・」という話でした。
この話を初めて聞いたときに私が思い出したエピソードがあります。大学時代に空手部に所属していた私は、小学生の大会のお手伝いを頼まれました。私の役割は選手の名前を読み上げること。「赤○○選手。白○○選手」と私が名前を読み、審判の「始め」という合図で試合が始まるのです。ところが、半分くらいの選手の名前が読めませんでした。「個性」ということが言われ始めた時代でしたから、個性的な名前が追求された結果として読めない名前が増えたのかもしれません。そのときも本人に読み方を聞くしかなかったのですが、読めない名前を付けられてしまうと人生の中で名前を聞かれたり、間違えて読まれたりと、余計な面倒を背負い込むことになります。
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